社会福祉法人Q&A
固定資産について
車椅子(カタログ価格は68千円)の寄附がありました。この場合の会計処理はどうなりますか。
カタログを参考にして、もし実際に購入したならいくらの支出となるか(時価=再調達価額)を算定して取得価額とします。
(総勘定元帳系列の仕訳-損益計算)
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
固定資産 | <B/S> | <特別収入> | <P/L> |
その他の固定資産 | 30 | 施設整備等寄附金収入 | 30 |
器具及び備品 | 施設整備等寄附金収入 |
(資金収支元帳系列の仕訳-資金計算)
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
<施設整備等による支出> | <C/F> | <施設整備等による収入> | <C/F> |
その他の固定資産取得支出 | 30 | 施設整備等寄附金収入 | 30 |
器具及び備品取得支出 | 施設整備等寄附金収入 |
なお、指導指針では、固定資産に該当しない備品を収受したときには、支払資金の増減を伴う取引と考え、資金収支元帳系列の仕訳が発生します。
固定資産に該当するものを収受したときとは、処理が異なります。
(総勘定元帳系列の仕訳-損益計算)
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
固定資産 | <B/S> | <特別収入> | <P/L> |
その他の固定資産 | 30 | 固定資産受贈額 | 30 |
器具及び備品 | 器具及び備品受贈額 |
(資金収支元帳系列の仕訳-資金計算)
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
仕訳なし | <C/F> | 仕訳なし | <C/F> |
会計基準の考え方は、一旦寄附金収入を現金預金として受け入れた後、その現金預金で固定資産を購入したという発想であり、支払資金の増減を伴う取引と考え、資金収支元帳系列の仕訳が発生することになります。
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